昨年12月に開店したばかり。店名の通り、座席数10席とこぢんまりとしたかわいらしいお店。フレンチシェフである店主の鈴木健治さんは、「地元の人に愛される店」になってほしいと、気軽に食べられる街の洋食屋さんを目指す。

店の看板メニューであるビーフシチュー＝写真＝は、仔牛の骨から取ったフォン・ド・ヴォー（フランス料理の基本となる出汁）と赤ワインで丁寧に煮込んでいる。とろりと柔らかい牛ほほ肉と、野菜の旨味がつまったシチューは、味わい深い逸品だ。セット内容は日替り。取材日は新タマネギのサラダ、一口オードブルは菜の花の生ハム巻き、オニオンスープと、季節感を味わえるのもうれしい。メニューはテイクアウトもできる。