2022/10/14 掲載記事
国際情勢を解説する中林さん
今年4月に開校100周年を迎えた県立本庄高校(松本英和校長)で9月24日、情報番組のコメンテーターとして活躍する卒業生の政治学者・中林美恵子さんを迎え、記念講演会があった。
演題は「激動する国際秩序と日本:世界と共に生きる私たちの未来」。中林さんは、米連邦議会上院予算委員会に補佐官として約10年間勤務し、衆議院議員を経て早稲田大学の教授を務めるほか様々な経歴の持ち主。国際情勢や外交課題を解説し、生徒たちに「地球規模で物事を考えなければいけない」と探究する大切さを呼びかけた。
話題は、国連総会・ウクライナ情勢・円安・英女王の死去とタイムリーなものばかりで、「一番大切なのは、起きている物事に対して『なぜ』と思うこと。これが何よりも勉強になります」と語った。
さらに、30年後には猛暑・洪水などで居住が困難になる国が出ると予想されるなど山積する地球規模の課題にふれ、「一人の力は微力ですが、無力ではない。仲間が集うことで30年後の課題解決につながります。社会的な価値観を話しあい、探究していってほしい」とエールを送った。
生徒会長の長山夕良さん(3年)は、「数学の教師を目指していて、当たり前のように日本での指導をイメージしていましたが、教育が未発達な国で役立つことができるのではないかと考えました。広い視野で物事を考えるための貴重な機会になりました」と話した。
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国際情勢を解説する中林さん
2022/10/14 掲載記事
今年4月に開校100周年を迎えた県立本庄高校(松本英和校長)で9月24日、情報番組のコメンテーターとして活躍する卒業生の政治学者・中林美恵子さんを迎え、記念講演会があった。
演題は「激動する国際秩序と日本:世界と共に生きる私たちの未来」。中林さんは、米連邦議会上院予算委員会に補佐官として約10年間勤務し、衆議院議員を経て早稲田大学の教授を務めるほか様々な経歴の持ち主。国際情勢や外交課題を解説し、生徒たちに「地球規模で物事を考えなければいけない」と探究する大切さを呼びかけた。
話題は、国連総会・ウクライナ情勢・円安・英女王の死去とタイムリーなものばかりで、「一番大切なのは、起きている物事に対して『なぜ』と思うこと。これが何よりも勉強になります」と語った。
さらに、30年後には猛暑・洪水などで居住が困難になる国が出ると予想されるなど山積する地球規模の課題にふれ、「一人の力は微力ですが、無力ではない。仲間が集うことで30年後の課題解決につながります。社会的な価値観を話しあい、探究していってほしい」とエールを送った。
生徒会長の長山夕良さん(3年)は、「数学の教師を目指していて、当たり前のように日本での指導をイメージしていましたが、教育が未発達な国で役立つことができるのではないかと考えました。広い視野で物事を考えるための貴重な機会になりました」と話した。
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