極彩色のオセアニアの美術品を展示

早稲田大の貴重な資料展示
オセアニア民族造形美術品展
（本庄市）

早稲田大学所蔵の貴重な資料を見学できる「オセアニア民族造形美術品展」が、本庄早稲田の杜ミュージアムで開かれている。9月25日(日)まで。

美術品展では、パプアニューギニアの高地・山岳地帯の精霊と文化に関する貴重な資料を展示。泥絵具によって彩られた精霊像や仮面、樹皮絵画などがずらりと並んでいる。体に灰色の粘土を塗り、泥の仮面をかぶった霊「マッドマン」に扮することで知られるキミニビ族の仮面など貴重な品々を間近で見学することができる。

同ミュージアムの担当者は、「早稲田大学所蔵のオセアニア民族造形美術品は、キリスト教や貨幣制度の導入などによって変容し、現在では制作されなくなってしまった作品も含まれる大変貴重な資料群で、国内有数のコレクションといえます。展示をきっかけに、資料や研究活動に理解を深めていただき、パプアニューギニアの文化に親しみを持ってほしい」と語った。

9時から16時半。入館無料。月曜休館。詳しくは、同ミュージアム TEL：0495-71-6878へ。

マッドマンの仮面（左）

関連リンク

• 本庄早稲田の杜ミュージアム