郷土の偉大な武将しのぶ
川本南小考案 『重忠給食』（深谷市）

重忠を思いながら給食を味わう

2022/7/8 掲載記事

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で注目される武将・畠山重忠。命日の6月22日には、生誕の地・深谷市内の市立幼稚園と小・中学校で、「重忠」や「鎌倉時代」をイメージしたメニューが給食に並んだ。

メニューは、川本南小学校(染谷明信校長)の児童が、鎌倉時代の武士の食事を調べてアイデアを出し、栄養士が給食用にアレンジした。食材には、地元で生産される「重忠みそ」や「重忠にんにく」など多くの深谷産の農産物が使われた。

テーマは、『武蔵武士 を支えた鎌倉時代の食事と地元の農産物の活用』で、重忠が石を投げて体を鍛えた逸話から、石に見立てた白玉団子が入っている野菜たっぷりの味噌汁「重忠汁」、重忠にんにくを使った「キャベツのペペロンチーノ」、「サバのしょうが焼き」などから表現した。

通学区域に重忠の生誕の地があり、ふるさと教育の一環で重忠について学んでいる川本南小では、往時をしのびながら給食を味わった様子で、「鎌倉時代にもデリバリーってあったのかな」などユニークな声も上がっていた。

4年生の山口颯介君は、「勇敢で力持ちだった重忠公を思い浮かべながら味わって食べました。すごくおいしかった」。渡辺陽咲さんは、「給食を食べながら勇気が湧いてくるようでした」。清水聡介君は、「深谷市内に重忠公の良さが伝わったと思うとうれしい」と話した。

「重忠給食」

関連リンク

• 深谷市立川本南小学校