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2022/5/27 掲載記事

熊谷銘菓「五家宝」(熊谷市提供)

熊谷銘菓「五家宝」(熊谷市提供)

熊谷の銘菓を次世代に
五家宝コンソーシアム宣言(熊谷市)

熊谷の銘菓「五家宝」が文化庁の100年フードに認定されたことを受け、熊谷市文化遺産研究会は4月25日に五家宝コンソーシアム(共同事業体)宣言を発表した。

五家宝は、もち米の〝おこし種〟と水あめを棒状に練り、きな粉をまぶしたお菓子で、江戸時代後期以降、中山道熊谷宿の名物として長く愛されている。その起源には諸説ある。北関東各地に伝承が残っていて、熊谷では18世紀後半に旧奈良村(現熊谷市四方寺)の慈善家・吉田市右衛門が庶民に与えた焼き米の菓子を原点とする説などがある。五家宝の名は熊谷宿の水戸屋当主だった水野市三郎が「五穀は家の宝」との願いを込めて製法を生み出し命名され定着したとされている。ノーベル文学賞を受賞した川端康成も好んで食べていたそうだ。

「100年フード」は〝世代を超えて受け継がれ長く地域で愛されてきた食文化〟をPRする文化庁の新制度で、五家宝は「伝統の100年フード部門」で認定され「有識者特別賞」も受賞した。これを受け、熊谷市内の文化遺産などの調査研究や情報発信を行っている熊谷市文化遺産研究会は五家宝コンソーシアムを宣言。五家宝の消費拡大や認知度の向上、店舗との連携、学校教育における地域学習などを進めていく。また、熊谷市は市報5月号で五家宝を特集したほか、公式ホームページ上でマップ付きの店舗紹介を行っている。

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熊谷の銘菓を次世代に
五家宝コンソーシアム宣言(熊谷市)

熊谷銘菓「五家宝」(熊谷市提供)

熊谷銘菓「五家宝」(熊谷市提供)

2022/5/27 掲載記事

熊谷の銘菓「五家宝」が文化庁の100年フードに認定されたことを受け、熊谷市文化遺産研究会は4月25日に五家宝コンソーシアム(共同事業体)宣言を発表した。

五家宝は、もち米の〝おこし種〟と水あめを棒状に練り、きな粉をまぶしたお菓子で、江戸時代後期以降、中山道熊谷宿の名物として長く愛されている。その起源には諸説ある。北関東各地に伝承が残っていて、熊谷では18世紀後半に旧奈良村(現熊谷市四方寺)の慈善家・吉田市右衛門が庶民に与えた焼き米の菓子を原点とする説などがある。五家宝の名は熊谷宿の水戸屋当主だった水野市三郎が「五穀は家の宝」との願いを込めて製法を生み出し命名され定着したとされている。ノーベル文学賞を受賞した川端康成も好んで食べていたそうだ。

「100年フード」は〝世代を超えて受け継がれ長く地域で愛されてきた食文化〟をPRする文化庁の新制度で、五家宝は「伝統の100年フード部門」で認定され「有識者特別賞」も受賞した。これを受け、熊谷市内の文化遺産などの調査研究や情報発信を行っている熊谷市文化遺産研究会は五家宝コンソーシアムを宣言。五家宝の消費拡大や認知度の向上、店舗との連携、学校教育における地域学習などを進めていく。また、熊谷市は市報5月号で五家宝を特集したほか、公式ホームページ上でマップ付きの店舗紹介を行っている。

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