2022/4/22 掲載記事
樹木診断を体験
桜を守り育てる「桜の守養成講座・公開樹木診断」が10日、行田市のさきたま緑道で開かれた。
さきたま緑道は、鴻巣市赤見台近隣公園から武蔵水路に沿って、さきたま古墳公園まで延びる4.5kmの緑道。春には見事な桜並木になる。
今回、緑道を管理する株式会社木風の後藤瑞穂代表取締役が講師を務め、桜についての説明や手入れの仕方を解説。CTスキャンを使い、腐ったり空洞ができたりしていないか、桜の木の内部を調べる実演も行った。
また、外来種クビアカツヤカミキリについての注意も呼びかけた。クビアカツヤカミキリは、バラ科の樹木を食い荒らしてしまい、国内では、ソメイヨシノの被害が一番多い。県内でも被害が拡大しているのが現状だ。参加者は、被害の実態などについて説明を受けた後、実際に緑道の桜を点検。虫が桜の木に潜んでいるのを知る手掛かりで、「フラス」と呼ばれる虫のふんと木くずが混ざったものを確認した。
久喜市から参加した島村和雄さんは「自治会区域の公園にある桜は、もう50年くらいになるので、管理について学びたいと思って参加しました。教わったことを参考にしたい」と話した。後藤さんは「参加してくれた方々には、木の生態を知り、正しいお手入れをしてもらいたい」と期待した。
緑道内で発見したフラス
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樹木診断を体験
2022/4/22 掲載記事
桜を守り育てる「桜の守養成講座・公開樹木診断」が10日、行田市のさきたま緑道で開かれた。
さきたま緑道は、鴻巣市赤見台近隣公園から武蔵水路に沿って、さきたま古墳公園まで延びる4.5kmの緑道。春には見事な桜並木になる。
今回、緑道を管理する株式会社木風の後藤瑞穂代表取締役が講師を務め、桜についての説明や手入れの仕方を解説。CTスキャンを使い、腐ったり空洞ができたりしていないか、桜の木の内部を調べる実演も行った。
また、外来種クビアカツヤカミキリについての注意も呼びかけた。クビアカツヤカミキリは、バラ科の樹木を食い荒らしてしまい、国内では、ソメイヨシノの被害が一番多い。県内でも被害が拡大しているのが現状だ。参加者は、被害の実態などについて説明を受けた後、実際に緑道の桜を点検。虫が桜の木に潜んでいるのを知る手掛かりで、「フラス」と呼ばれる虫のふんと木くずが混ざったものを確認した。
久喜市から参加した島村和雄さんは「自治会区域の公園にある桜は、もう50年くらいになるので、管理について学びたいと思って参加しました。教わったことを参考にしたい」と話した。後藤さんは「参加してくれた方々には、木の生態を知り、正しいお手入れをしてもらいたい」と期待した。
緑道内で発見したフラス
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