埼北よみうり新聞

読売新聞購読案内

スポーツ報知新聞

048-599-0333

2022/4/8 掲載記事

自作ブレスレットを腕に巻くミコラさん

自作ブレスレットを腕に巻くミコラさん

在日ウクライナ人・ミコラさん
平和を願い『今を大切に生きて』(行田市)

日々、刻々と変化するウクライナ情勢。日本に在留するウクライナの人々は、母国の現状を憂い、不安な日々を過ごしている。その一人、行田市に住むミコラ・バトゥリンさん(23)から、現在の思いを聞いた。

ミコラさんはウクライナ南部の都市オデッサ出身。日本の歴史・文化に興味を持ち2020年11月、行田市の日本語学校・さきたま国際学院に入学。同校の寮で暮らしながら、日本語の勉強に励んでいる。

2月、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻後は、帰国も考えたが、父親からは日本に留まるように説得された。家族と連絡を取り合い、無事を確認する毎日の中で、不安で眠れない夜が続く。だからこそ、日本に住む人に伝えたいこととして、ミコラさんは「今を大事にしてほしい」と強く主張する。「ウクライナ人は、自分の家や家族を失っている人がいっぱいいます。明日が来るとは限らない。だから、今を大切に生き、家族や大切な人を大事にしてほしい」と訴える。

現在は、「こんな時だからこそ自分にも手伝えることがしたい」と、同市の市民公益活動登録団体のひとつ、NPO法人わわわ工房の活動に参加。先月20日には、子育て世帯へお弁当や食材を配布するフードパントリーで、調理や配布を手伝った。今後も継続して参加し、来場者らにウクライナへの理解を深めるような呼びかけも行っていく。また、アクセサリー職人となる夢を描くミコラさんは、自作のアクセサリーを販売し、収益金をウクライナへ寄付していく予定。一日も早く、ウクライナに平和な日常が戻ることを願う。

関連リンク

Copyright © saihokuyomiuri.

埼北よみうり新聞
在日ウクライナ人・ミコラさん
平和を願い『今を大切に生きて』(行田市)

自作ブレスレットを腕に巻くミコラさん

自作ブレスレットを腕に巻くミコラさん

2022/4/8 掲載記事

日々、刻々と変化するウクライナ情勢。日本に在留するウクライナの人々は、母国の現状を憂い、不安な日々を過ごしている。その一人、行田市に住むミコラ・バトゥリンさん(23)から、現在の思いを聞いた。

ミコラさんはウクライナ南部の都市オデッサ出身。日本の歴史・文化に興味を持ち2020年11月、行田市の日本語学校・さきたま国際学院に入学。同校の寮で暮らしながら、日本語の勉強に励んでいる。

2月、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻後は、帰国も考えたが、父親からは日本に留まるように説得された。家族と連絡を取り合い、無事を確認する毎日の中で、不安で眠れない夜が続く。だからこそ、日本に住む人に伝えたいこととして、ミコラさんは「今を大事にしてほしい」と強く主張する。「ウクライナ人は、自分の家や家族を失っている人がいっぱいいます。明日が来るとは限らない。だから、今を大切に生き、家族や大切な人を大事にしてほしい」と訴える。

現在は、「こんな時だからこそ自分にも手伝えることがしたい」と、同市の市民公益活動登録団体のひとつ、NPO法人わわわ工房の活動に参加。先月20日には、子育て世帯へお弁当や食材を配布するフードパントリーで、調理や配布を手伝った。今後も継続して参加し、来場者らにウクライナへの理解を深めるような呼びかけも行っていく。また、アクセサリー職人となる夢を描くミコラさんは、自作のアクセサリーを販売し、収益金をウクライナへ寄付していく予定。一日も早く、ウクライナに平和な日常が戻ることを願う。

関連リンク