20年続く卒園行事
心込めて壁画制作（行田市）

卒業制作と卒園児たち

2022/3/25 掲載記事

行田こども園の外壁には、横8ｍ、縦2ｍほどの大きな絵が描かれている。これは、園児の卒園制作で、20年以上続いてきたものだ。

同園では、言葉でうまく表現できないことを、絵を通して表現してほしいと、30年ほど前から外部講師を招き、絵の授業を取り入れている。卒園制作は、子どもたちがアイデアを出し合い、職員が描いた下絵を講師の金子雅子さんが手直し。下絵を基に、職員が壁に絵を描き、園児がペンキで色塗りをして完成させる。

今年は「荒波にも負けないように成長しよう！」がテーマ。大海原にクジラやカメなどが描かれたかわいらしい絵に仕上がった。江原悠仁ちゃんは「少しずつ塗って、奇麗に描けた」と、秋池凉那ちゃんは「みんなで描けて楽しかった」と笑顔を見せた。園部浅子園長は「みんなで力を合わせて絵を描くことで、協調性や表現力、やり遂げる力が育まれたと思っています。卒園生には通りがかった時に見て、園で過ごした楽しい時間を思い出してほしい」と話した。

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