東京藝術大トリオ 音楽室で生演奏
音楽の魅力 生徒に伝える（深谷市）

第一線で活躍する奏者・研究者らが生演奏を披露

2022/3/25 掲載記事

クラリネット・ピアノ・バイオリンの生演奏を音楽室で楽しむ音楽鑑賞会が15日、県立深谷高校（野本志江校長）で行われた。東京藝術大学音楽学部の卒業生・在校生のトリオが、芸術選択科目で音楽を学ぶ1・2年生65人にクラシックの魅力を伝えた。

音楽鑑賞会は、生徒の芸術に対する表現と鑑賞の能力を伸ばすことを目的とした特別授業。日本フィルハーモニー交響楽団の照沼夢輝さんがクラリネット、東京藝大大学院音楽研究科の泉碧衣さんがピアノ、東京藝大器楽科の安田沙織さんがバイオリンを担当し、迫力の演奏を披露した。

演奏曲は、ワルツやタンゴなどの舞曲を組み合わせた劇音楽が中心で、それぞれの曲について解説をはさみながら進行。途中、「作品をどのように紹介するか」「それぞれの曲はどんな感じか」などを考えながら聴いてほしいと鑑賞のポイントが伝えられ、生徒たちはメモを取りながら聴き入っていた。

入江憩さん(1年)は、「生演奏の迫力に感動しました。表現豊かな演奏から音楽への興味が深くなりました」と話した。

関連リンク

• 埼玉県立深谷高校