2022/2/11 掲載記事
講演する鮫島さん
渋沢栄一の孫・鮫島純子さん(99)が1月30日、熊谷市立文化センター文化会館で「超前向き人生」をテーマに講演した。
講演会は、リーダーシップや個人のコミュニケーション能力向上のための訓練を行う組織「ITC-J彩玉クラブ」(永井眞澄代表)が主催。鮫島さんは栄一の孫として1922年に東京都飛鳥山(現北区西ヶ原)に生まれ、後に岩倉具視の子孫である鮫島員重氏と結婚。近年はエッセイストとして活躍、大河ドラマや新一万円札の肖像で栄一が注目されていることで全国各地での講演も精力的に行っている。
講演では最初に栄一とのエピソードを披露。家に遊びに行くと頭をなでて飴玉を口に入れてくれたこと、臨終の際に親族でベッドを囲み苦しみもなくスヤスヤ眠るように亡くなったことなどを話し、「私にとってはただの優しいおじいちゃんでした」と伝えた。さらに「祖父は常に世界の平和を願っていましたので、私も幼い頃からその精神をずっと持ち続けています。世界の平和のためには一人一人の心の平和が大切で、全てのことに感謝して生きることが大事」と自らの考えを話した。聴講者との質疑応答で健康の秘訣について聞かれると「毎日歩いていますが、ただ歩くのではなく正しい姿勢で歩くことが大切」と答えていた。
市内の白石幸枝さんは「人のためにという栄一さんの精神を受け継いでいられる方だと感じました。お元気で声も良く、私も鮫島さんを見習ってがんばりたいと思いました」と話していた。
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講演する鮫島さん
2022/2/11 掲載記事
渋沢栄一の孫・鮫島純子さん(99)が1月30日、熊谷市立文化センター文化会館で「超前向き人生」をテーマに講演した。
講演会は、リーダーシップや個人のコミュニケーション能力向上のための訓練を行う組織「ITC-J彩玉クラブ」(永井眞澄代表)が主催。鮫島さんは栄一の孫として1922年に東京都飛鳥山(現北区西ヶ原)に生まれ、後に岩倉具視の子孫である鮫島員重氏と結婚。近年はエッセイストとして活躍、大河ドラマや新一万円札の肖像で栄一が注目されていることで全国各地での講演も精力的に行っている。
講演では最初に栄一とのエピソードを披露。家に遊びに行くと頭をなでて飴玉を口に入れてくれたこと、臨終の際に親族でベッドを囲み苦しみもなくスヤスヤ眠るように亡くなったことなどを話し、「私にとってはただの優しいおじいちゃんでした」と伝えた。さらに「祖父は常に世界の平和を願っていましたので、私も幼い頃からその精神をずっと持ち続けています。世界の平和のためには一人一人の心の平和が大切で、全てのことに感謝して生きることが大事」と自らの考えを話した。聴講者との質疑応答で健康の秘訣について聞かれると「毎日歩いていますが、ただ歩くのではなく正しい姿勢で歩くことが大切」と答えていた。
市内の白石幸枝さんは「人のためにという栄一さんの精神を受け継いでいられる方だと感じました。お元気で声も良く、私も鮫島さんを見習ってがんばりたいと思いました」と話していた。
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