2021/12/24 掲載記事

児童も参加
会場全体で作り出すミュージカル
（行田市）

6年生が舞台に立つ

行田市産業文化会館で9日、ミュージカル「星の王子さま」が開演され、行田市立中央小学校(荻原章校長)の児童らが鑑賞したほか、劇中歌を歌うなどして、舞台にも参加した。

このミュージカルは、文化庁の文化芸術による子どもの育成事業で、東京演劇集団「風」が演じた。公演に先立ち、10月に開かれたワークショップ以降、児童らは劇中歌を練習してきた。

また、風は『バリアフリー演劇』の取り組みを進めており、当日の舞台では、手話や字幕、音声ガイドなどの工夫も施されていた。

今回のミュージカルは舞台と客席が一体となって作り出す参加型の劇。劇中、役者が客席に向かってセリフを発し、子どもたちがセリフや拍手で応じるなどしていた。途中、6年生は舞台にも上がり、クライマックスシーンでは役者、全校生徒がひとつとなって、歌を歌い上げ、熱気が会場を包み込んだ。清水歩君(6年)は「緊張したけど舞台に立てて楽しかった。全校生徒で歌い、クライマックスシーンを完成させる良い体験ができました」と心から劇を楽しんだようだった。地理学者役として登場し、客席を沸かせた荻原校長は「なりきって役を演じました。演劇で、子どもたちの主体性が発揮できて良かった」と喜んでいた。

会場が一体となったフィナーレ

関連リンク

• 東京演劇集団風
• 行田市立中央小学校