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2021/10/8 掲載記事

思いは濃密 距離はNO密
両神小運動会で組体操(小鹿野町)

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いすを使った演技(6人技・両神小提供)

小鹿野町立両神小学校(手島守校長)の運動会が9月19日、両神小校庭で行われた。新型コロナウイルスの影響で、身体の接触を伴う運動に慎重な対応が求められる中、4・5・6年生が工夫を凝らした見事な組体操を披露した。

昨年は、感染症予防対策として旗を用いた表現運動に変更したが、今年は「組体操がやりたい」という6年生の熱意を受け、実施に向けての検討に入った。担当教諭らは、安全な方法を模索し、いすを使った演技を考案。例年の組体操と同様の構成に仕上げた。6年担任の中山真由美教諭は、「いすを使うことで身体の接触をなくしました。器具を安定させることを徹底して安全性も確保しました。体格の大きな児童でも上に立てるといったメリットがあり、演技の幅が広がりました」と話す。

当日、児童はポーズといすの組み合わせで町のシンボル・両神山、ピラミッドなどをきびきびとした動きで表現し、保護者らが見守る会場に大きな感動を伝えた。

6年生の髙橋陸音君と福島愛蘭さんは「最高の思い出になりました。先生たちには、感謝しかありません。困難があっても勇気を出してがんばる姿勢を学びました」と笑顔だった。手島校長は、「コロナ禍であっても、子どもたちの一日一日を大切にしたい。何気ない出来事が一生の思い出になることもあります。担当教諭の努力で児童の希望を叶えてあげることができました」と語った。

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例年と同様のダイナミックな表現(両神小提供)

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2021/10/8 掲載記事

思いは濃密 距離はNO密
両神小運動会で組体操(小鹿野町)

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いすを使った演技(6人技・両神小提供)

小鹿野町立両神小学校(手島守校長)の運動会が9月19日、両神小校庭で行われた。新型コロナウイルスの影響で、身体の接触を伴う運動に慎重な対応が求められる中、4・5・6年生が工夫を凝らした見事な組体操を披露した。

昨年は、感染症予防対策として旗を用いた表現運動に変更したが、今年は「組体操がやりたい」という6年生の熱意を受け、実施に向けての検討に入った。担当教諭らは、安全な方法を模索し、いすを使った演技を考案。例年の組体操と同様の構成に仕上げた。6年担任の中山真由美教諭は、「いすを使うことで身体の接触をなくしました。器具を安定させることを徹底して安全性も確保しました。体格の大きな児童でも上に立てるといったメリットがあり、演技の幅が広がりました」と話す。

当日、児童はポーズといすの組み合わせで町のシンボル・両神山、ピラミッドなどをきびきびとした動きで表現し、保護者らが見守る会場に大きな感動を伝えた。

6年生の髙橋陸音君と福島愛蘭さんは「最高の思い出になりました。先生たちには、感謝しかありません。困難があっても勇気を出してがんばる姿勢を学びました」と笑顔だった。手島校長は、「コロナ禍であっても、子どもたちの一日一日を大切にしたい。何気ない出来事が一生の思い出になることもあります。担当教諭の努力で児童の希望を叶えてあげることができました」と語った。

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例年と同様のダイナミックな表現(両神小提供)

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