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2021/7/23 掲載記事

繭1個 糸の長さは?
養蚕学習で児童が測定(深谷市)

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1mおきに児童が立って糸の長さを計測

深谷市立八基小学校(笠原直史校長)で12日、一つの繭から取れる糸の長さを測定する体験が行われた。

八基小は、郷土の偉人・渋沢栄一翁の生誕の地にあり、ふるさとを大切にし、愛し、誇りに思う「ふるさと教育」の一環として、栄一翁の生家が家業としていた養蚕・藍玉づくりにちなんだ学習を推進している。

3年生22人は、富岡製糸場世界遺産伝道師・金井拓美さんの指導で、5月から「蚕を育てる活動」に取り組んできた。卵から蚕を育て、6月下旬には500個以上の繭を収穫した。

今回の体験学習では、3年生が育てた蚕の繭から一つを選定。体育館で1mおきに児童が並び、繭から糸を引き出して何往復できるかで長さを測った。結果は、40往復880m以上を数えたところでタイムオーバー。金井さんは、「良質の繭が取れたので、あと500mは引き出せそう」と児童の活動をたたえた。

谷侑莉愛さんは、「糸がすごく長くて驚きました。蚕が大きくなるように、えさの桑の葉をあげてきたので、立派な繭が取れてうれしい」。関口湊仁君は、「長さを測っている時に、糸を持ち続けるのが大変になるくらい長かった。1,000mくらいの長さになってほしいと思ったので良かった」と喜んだ。

計測後には、児童に3個ずつ繭が配られ、ペットボトルの胴部に巻き付けながら糸を紡いだ。夏休み後には、生糸と残りの繭玉で繭クラフトを体験する。

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金井さんの指導で収穫した繭から糸を紡ぐ

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2021/7/23 掲載記事

繭1個 糸の長さは?
養蚕学習で児童が測定(深谷市)

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1mおきに児童が立って糸の長さを計測

深谷市立八基小学校(笠原直史校長)で12日、一つの繭から取れる糸の長さを測定する体験が行われた。

八基小は、郷土の偉人・渋沢栄一翁の生誕の地にあり、ふるさとを大切にし、愛し、誇りに思う「ふるさと教育」の一環として、栄一翁の生家が家業としていた養蚕・藍玉づくりにちなんだ学習を推進している。

3年生22人は、富岡製糸場世界遺産伝道師・金井拓美さんの指導で、5月から「蚕を育てる活動」に取り組んできた。卵から蚕を育て、6月下旬には500個以上の繭を収穫した。

今回の体験学習では、3年生が育てた蚕の繭から一つを選定。体育館で1mおきに児童が並び、繭から糸を引き出して何往復できるかで長さを測った。結果は、40往復880m以上を数えたところでタイムオーバー。金井さんは、「良質の繭が取れたので、あと500mは引き出せそう」と児童の活動をたたえた。

谷侑莉愛さんは、「糸がすごく長くて驚きました。蚕が大きくなるように、えさの桑の葉をあげてきたので、立派な繭が取れてうれしい」。関口湊仁君は、「長さを測っている時に、糸を持ち続けるのが大変になるくらい長かった。1,000mくらいの長さになってほしいと思ったので良かった」と喜んだ。

計測後には、児童に3個ずつ繭が配られ、ペットボトルの胴部に巻き付けながら糸を紡いだ。夏休み後には、生糸と残りの繭玉で繭クラフトを体験する。

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金井さんの指導で収穫した繭から糸を紡ぐ

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