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2021/6/25 掲載記事

渋沢栄一翁にちなむ授業
藍染体験で郷土を学ぶ(深谷市)

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児童のがんばりに笑顔を見せる向井さん

深谷市立常盤小学校(柴﨑千穂校長)で11日、藍染の体験授業が行われた。6年生106人がグループに分かれ、白い木綿のスカーフを美しい藍色に染め上げた。

常盤小では、郷土を大切にし、愛し、誇りに思う「ふるさと教育」の一環として、郷土の偉人・渋沢栄一翁の生家が染料となる藍玉を製造していたことにちなんだ様々な体験授業が行われている。児童は、校内で藍を育てたり、藍玉づくりを体験したりと地域の歴史にふれている。

今回の体験では、市内の藍染教室講師・向井みつえさんの指導で、日本で古くから親しまれてきた絞り染めに挑戦した。絞り染めは、染液に浸す前の生地を折りたたんだり、糸でくくったりして染料がしみこまない部分を作り、模様を付けていく技法。児童は、事前学習で模様の付け方を調べ、輪ゴムやビー玉、割り箸などを使ってオリジナリティーにあふれる作品を仕上げた。向井さんは、「子どもの発想はすばらしく、初めて見る柄もたくさんありました」と称えた。

体験を終えた長屋衣知佳(いちか)さんは、「染めたスカーフを広げた時、きれいな色だなと感動しました。栄一翁の家業にちなんだことを体験し、とても身近に感じることができました」と話した。

染め上げたスカーフは、常盤小伝統の鼓笛パレードの衣装として活用される予定

#
個性あふれる作品がずらり

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2021/6/25 掲載記事

渋沢栄一翁にちなむ授業
藍染体験で郷土を学ぶ(深谷市)

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児童のがんばりに笑顔を見せる向井さん

深谷市立常盤小学校(柴﨑千穂校長)で11日、藍染の体験授業が行われた。6年生106人がグループに分かれ、白い木綿のスカーフを美しい藍色に染め上げた。

常盤小では、郷土を大切にし、愛し、誇りに思う「ふるさと教育」の一環として、郷土の偉人・渋沢栄一翁の生家が染料となる藍玉を製造していたことにちなんだ様々な体験授業が行われている。児童は、校内で藍を育てたり、藍玉づくりを体験したりと地域の歴史にふれている。

今回の体験では、市内の藍染教室講師・向井みつえさんの指導で、日本で古くから親しまれてきた絞り染めに挑戦した。絞り染めは、染液に浸す前の生地を折りたたんだり、糸でくくったりして染料がしみこまない部分を作り、模様を付けていく技法。児童は、事前学習で模様の付け方を調べ、輪ゴムやビー玉、割り箸などを使ってオリジナリティーにあふれる作品を仕上げた。向井さんは、「子どもの発想はすばらしく、初めて見る柄もたくさんありました」と称えた。

体験を終えた長屋衣知佳(いちか)さんは、「染めたスカーフを広げた時、きれいな色だなと感動しました。栄一翁の家業にちなんだことを体験し、とても身近に感じることができました」と話した。

染め上げたスカーフは、常盤小伝統の鼓笛パレードの衣装として活用される予定

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個性あふれる作品がずらり

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