2021/4/9 掲載記事
秩父市立影森小学校卒業式当日の3月25日、卒業生51人を祝う花火が別所運動公園近くの荒川河川敷の夜空に打ち上がった。卒業生の保護者や影森小教職員、学童保育所職員、地域住民ら有志の寄付で実現したサプライズプレゼントで、思いを込めた約70発が旅立ちの日に花を添えた。
花火の打ち上げを企画したのは、卒業生の保護者の一人・黒沢真美さん。新型コロナウイルス禍の影響で、修学旅行を始め各行事が中止・縮小となる中、「子どもたちに特別な思い出を作ってあげたい」と動きだした。市内の花火店・金子花火の低予算で打ち上げてくれる「プライベート花火」のサービスを知り、2月から5万円を目標に寄付を募った。取り組みは、多くの人たちから賛同を集め、約13万円が集まった。
準備は、当日まで卒業生に内緒で進められた。式当日に、保護者からメッセージ付きの招待状を手渡し、驚きと感動を演出。花火は、約6分間にわたって打ち上げられ、間近で見る迫力の花火に大きな拍手が沸き起こった。
黒沢さんは、「コロナだからできないと嘆くのではなく、できることを探そうと取り組んできました。多くの方々の協力があってサプライズ花火が成功し、感謝の気持ちでいっぱいです。子どもたちには、『困った時には、みんなが助けるよ』という花火に込めたメッセージが届いたらうれしい」と話した。
写真1:卒業を祝して打ち上げられた花火
写真2:卒業生と関係者で
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2021/4/9 掲載記事
秩父市立影森小学校卒業式当日の3月25日、卒業生51人を祝う花火が別所運動公園近くの荒川河川敷の夜空に打ち上がった。卒業生の保護者や影森小教職員、学童保育所職員、地域住民ら有志の寄付で実現したサプライズプレゼントで、思いを込めた約70発が旅立ちの日に花を添えた。
花火の打ち上げを企画したのは、卒業生の保護者の一人・黒沢真美さん。新型コロナウイルス禍の影響で、修学旅行を始め各行事が中止・縮小となる中、「子どもたちに特別な思い出を作ってあげたい」と動きだした。市内の花火店・金子花火の低予算で打ち上げてくれる「プライベート花火」のサービスを知り、2月から5万円を目標に寄付を募った。取り組みは、多くの人たちから賛同を集め、約13万円が集まった。
準備は、当日まで卒業生に内緒で進められた。式当日に、保護者からメッセージ付きの招待状を手渡し、驚きと感動を演出。花火は、約6分間にわたって打ち上げられ、間近で見る迫力の花火に大きな拍手が沸き起こった。
黒沢さんは、「コロナだからできないと嘆くのではなく、できることを探そうと取り組んできました。多くの方々の協力があってサプライズ花火が成功し、感謝の気持ちでいっぱいです。子どもたちには、『困った時には、みんなが助けるよ』という花火に込めたメッセージが届いたらうれしい」と話した。
写真1:卒業を祝して打ち上げられた花火
写真2:卒業生と関係者で
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