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2021/3/26 掲載記事

うねりをあげて燃え盛る炎

43年ぶりに復活 疫病退散願う 大神山火祭り(神川町)

神川町の大神山山頂で13日、疫病退散を願う火祭りが執り行われた。

火祭りは、大神山のある小倉地区の伝統行事。燃え盛る火を住民らが取り囲み、疫病退散、無病息災を祈ってきた。しかし、火の不始末で山火事が起こり、長らく火祭りは中止。神事だけが粛々と執り行われてきた。

しかし、地元の伝統行事を復活させようと、実行委員会が発足。新型コロナウイルスの感染が広がる今だからこそ、コロナ終息を願っての復活となった。

当日はあいにくの天候となったが、山頂で神事後、組んだやぐらに火を放つ午後7時頃になると雨は上がった。集まった人たちの「やんやーい」という掛け声の後、たいまつから火が移されると、やぐらは瞬く間に燃え上がり、辺りを照らした。参加者らは火を見つめながら、静かに災厄の終息を願っていた。参加者は消火後、LED式ライトたいまつを手に下山した。

43年前、火祭りの責任者を務めた四方田勉さん(72)は「火の不始末で大変なご迷惑をおかけし、復活には反対してきましたが、今回の復活に感激しました。実行委員会の方々には本当に感謝しています」と感極まっていた。小泉裕一さん(46)は「地域の人たちが集まって、地域のことについて話すことが大事。そのためにも、伝統行事を復活することができて良かった。これからも続けていきたい」とにこやかに語った。

山頂での神事

写真1:うねりをあげて燃え盛る炎

写真2:山頂での神事

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43年ぶりに復活 疫病退散願う 大神山火祭り(神川町)

うねりをあげて燃え盛る炎

2021/3/26 掲載記事

神川町の大神山山頂で13日、疫病退散を願う火祭りが執り行われた。

火祭りは、大神山のある小倉地区の伝統行事。燃え盛る火を住民らが取り囲み、疫病退散、無病息災を祈ってきた。しかし、火の不始末で山火事が起こり、長らく火祭りは中止。神事だけが粛々と執り行われてきた。

しかし、地元の伝統行事を復活させようと、実行委員会が発足。新型コロナウイルスの感染が広がる今だからこそ、コロナ終息を願っての復活となった。

当日はあいにくの天候となったが、山頂で神事後、組んだやぐらに火を放つ午後7時頃になると雨は上がった。集まった人たちの「やんやーい」という掛け声の後、たいまつから火が移されると、やぐらは瞬く間に燃え上がり、辺りを照らした。参加者らは火を見つめながら、静かに災厄の終息を願っていた。参加者は消火後、LED式ライトたいまつを手に下山した。

43年前、火祭りの責任者を務めた四方田勉さん(72)は「火の不始末で大変なご迷惑をおかけし、復活には反対してきましたが、今回の復活に感激しました。実行委員会の方々には本当に感謝しています」と感極まっていた。小泉裕一さん(46)は「地域の人たちが集まって、地域のことについて話すことが大事。そのためにも、伝統行事を復活することができて良かった。これからも続けていきたい」とにこやかに語った。

山頂での神事

写真1:うねりをあげて燃え盛る炎

写真2:山頂での神事

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