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2021/3/12 掲載記事

川で泳ぐ稚魚を見て喜ぶ子どもたち

「バイバイ、またね!」卵から育てた稚魚放流(上里町)

上里町を流れる烏川に2月27日、子どもたちが家庭で育てた鮭の稚魚が放流された。

放流は、上里町中央公民館が主催する上里町放課後子ども教室「ちゃれんじクラブ鮭の観察学習会」の一環。学習会には上里町自然観察クラブ、南限のサケを育む会、児玉郡市漁業協同組合が協力。小学生と保護者20組が参加した。

学習会は11月に始まり、鮭の生態を学習し、烏川での遡上観察会では生まれた川に帰ってきた鮭の姿を確認した。12月に卵が配られると、各家庭で約2か月半かけて卵からかえし、3㎝から5㎝ほどになるまで大切に育ててきた。

放流会では、子どもたちが「元気でね」「帰ってきてね」と声をかけながら、稚魚を放流していた。石関寿々奈さん(小1)は「元気に育ってねって思って川に帰しました」と、父親の庸平さんは「今回育てたことで、生き物に興味をもってくれたら」と話した。岩田小百合さん(小1)は「20匹くらい卵からかえってびっくりしました。来年もやりたい」と、父親の哲哉さんは「生き物が生まれて自然に帰す経験はなかなかできないし、成長したかなと思います」と2人で稚魚との別れを名残惜しそうにしていた。同館の岩田昌士館長は「鮭が戻ってくるその時まで、そしてその後もずっと、この川を奇麗にという思いを持ってくれたらと思います」と環境への意識の高まりを期待した。

写真:川で泳ぐ稚魚を見て喜ぶ子どもたち

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「バイバイ、またね!」
卵から育てた稚魚放流(上里町)

川で泳ぐ稚魚を見て喜ぶ子どもたち

2021/3/12 掲載記事

上里町を流れる烏川に2月27日、子どもたちが家庭で育てた鮭の稚魚が放流された。

放流は、上里町中央公民館が主催する上里町放課後子ども教室「ちゃれんじクラブ鮭の観察学習会」の一環。学習会には上里町自然観察クラブ、南限のサケを育む会、児玉郡市漁業協同組合が協力。小学生と保護者20組が参加した。

学習会は11月に始まり、鮭の生態を学習し、烏川での遡上観察会では生まれた川に帰ってきた鮭の姿を確認した。12月に卵が配られると、各家庭で約2か月半かけて卵からかえし、3㎝から5㎝ほどになるまで大切に育ててきた。

放流会では、子どもたちが「元気でね」「帰ってきてね」と声をかけながら、稚魚を放流していた。石関寿々奈さん(小1)は「元気に育ってねって思って川に帰しました」と、父親の庸平さんは「今回育てたことで、生き物に興味をもってくれたら」と話した。岩田小百合さん(小1)は「20匹くらい卵からかえってびっくりしました。来年もやりたい」と、父親の哲哉さんは「生き物が生まれて自然に帰す経験はなかなかできないし、成長したかなと思います」と2人で稚魚との別れを名残惜しそうにしていた。同館の岩田昌士館長は「鮭が戻ってくるその時まで、そしてその後もずっと、この川を奇麗にという思いを持ってくれたらと思います」と環境への意識の高まりを期待した。

写真:川で泳ぐ稚魚を見て喜ぶ子どもたち

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