2021/3/12 掲載記事
東松山市にある染工房花ごろもutsuri(東松山市古凍83-3)ではこの時期、桜の枝を使った染色が行われている。
工房を主宰する小池啓子さん(64)は、25年ほど前から草木染めに魅入られ、工房を立ち上げた。様々な染材の中でも、柔らかで艶やかな桜色を再現したいと、桜染めに挑戦し続けている。「染めるのは難しくはないですが、奇麗な色を出すのは難しい」と語る小池さんは、桜染めの魅力を広めたいと、工房で指導するのはもちろん、県内各地のカルチャーセンターや公民館などの講師としても活躍している。また、寄居町桜沢出身であることから、同町の一年中桜に出会える町よりい実行委員会のメンバーとしても活動している。
小池流の桜染めは、枝を1時間ほど煮出し、冷ましてからまた煮出すを3回ほど繰り返す。その後、4日ほど寝かせたものを染料として使い、スカーフやシャツなどを染め上げる。特にシルク製のものと相性が良いという。小池さんは「毎年、その年の桜の枝を使って染料にしますが、同じ場所の桜を使っても、年によって色合いが違います。今年もどんな色に出会えるか楽しみです」とほほ笑む。工房についてなど、詳しくは電話 0493-53-1755へ。
写真:工房内で桜染めのスカーフを手にする小池さん
関連リンク
Copyright © saihokuyomiuri.
2021/3/12 掲載記事
東松山市にある染工房花ごろもutsuri(東松山市古凍83-3)ではこの時期、桜の枝を使った染色が行われている。
工房を主宰する小池啓子さん(64)は、25年ほど前から草木染めに魅入られ、工房を立ち上げた。様々な染材の中でも、柔らかで艶やかな桜色を再現したいと、桜染めに挑戦し続けている。「染めるのは難しくはないですが、奇麗な色を出すのは難しい」と語る小池さんは、桜染めの魅力を広めたいと、工房で指導するのはもちろん、県内各地のカルチャーセンターや公民館などの講師としても活躍している。また、寄居町桜沢出身であることから、同町の一年中桜に出会える町よりい実行委員会のメンバーとしても活動している。
小池流の桜染めは、枝を1時間ほど煮出し、冷ましてからまた煮出すを3回ほど繰り返す。その後、4日ほど寝かせたものを染料として使い、スカーフやシャツなどを染め上げる。特にシルク製のものと相性が良いという。小池さんは「毎年、その年の桜の枝を使って染料にしますが、同じ場所の桜を使っても、年によって色合いが違います。今年もどんな色に出会えるか楽しみです」とほほ笑む。工房についてなど、詳しくは電話 0493-53-1755へ。
写真:工房内で桜染めのスカーフを手にする小池さん
関連リンク