2021/2/26 掲載記事
毎年2月19日恒例の上岡観音の絵馬市(国無形文化財)が、東松山市岡の妙安寺境内で開かれた。
観音とは馬頭観音のことで、古くから牛馬と関わる農家などから信仰を集めている。同寺の縁日である2月19日には、かつては100を超える絵馬屋が出店し、絵馬市が立ったという。絵馬を売るための組織・絵馬講は、時代とともに売り上げが減少し、昭和63年に活動を停止、平成3年に解散した。現在の絵馬市は、平成10年に発足した保存会がかつての様子を一部再現している。
今回の絵馬市は、馬や牛の絵柄、およそ300点が用意された。変わり種として『現代の農耕馬』とも言えるトラクターが描かれた絵馬もあった。全てが手書きで、一つひとつ表情や色彩などが違うため、訪れた人たちは自分好みの絵馬を探して買い求めていた。保存会の根岸成直会長は「今年も無事にできて良かった。いつもの年と比べて人出が少ないですが、また来年もできるように頑張りたい。お客様にご利益がありますように」と願っていた。
写真:絵馬市でお客さんとやりとりをする保存会メンバー
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2021/2/26 掲載記事
毎年2月19日恒例の上岡観音の絵馬市(国無形文化財)が、東松山市岡の妙安寺境内で開かれた。
観音とは馬頭観音のことで、古くから牛馬と関わる農家などから信仰を集めている。同寺の縁日である2月19日には、かつては100を超える絵馬屋が出店し、絵馬市が立ったという。絵馬を売るための組織・絵馬講は、時代とともに売り上げが減少し、昭和63年に活動を停止、平成3年に解散した。現在の絵馬市は、平成10年に発足した保存会がかつての様子を一部再現している。
今回の絵馬市は、馬や牛の絵柄、およそ300点が用意された。変わり種として『現代の農耕馬』とも言えるトラクターが描かれた絵馬もあった。全てが手書きで、一つひとつ表情や色彩などが違うため、訪れた人たちは自分好みの絵馬を探して買い求めていた。保存会の根岸成直会長は「今年も無事にできて良かった。いつもの年と比べて人出が少ないですが、また来年もできるように頑張りたい。お客様にご利益がありますように」と願っていた。
写真:絵馬市でお客さんとやりとりをする保存会メンバー
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