高校生ビブリオバトル
本の魅力 熱く語る（東松山市）

2021/1/8 掲載記事

高校生たちがおすすめの一冊を紹介し合い、チャンプ本を決定するビブリオバトルが12月23日、東松山市立図書館で開催された。

同館の読書推進活動の一環として催されたビブリオバトルには、市内の3つの高校から６人が参加した。ルールは、5分の制限時間内で本の魅力を紹介し、全員の紹介を聞いた観客が、一票を投じる仕組み。最多票を集めた作品がチャンプ本に選ばれる。今回紹介された作品は①「私は私のままで生きることにした」キム・スヒョン著 ②「フェルマーの最終定理」サイモン・シン著 ③「さよなら神様」麻耶雄嵩著 ④「民王」池井戸潤著 ⑤「ゲーマーズ！」葵せきな著 ⑥「世界からボクが消えたなら」涌井学著。それぞれがおすすめ本を手に登壇すると、自分の好きな一節を紹介したり、登場人物の気持ちになりきってセリフを言ったりと、自分なりの語り口で魅力や熱い思いを観客に伝えた。

今回、見事チャンプ本に選ばれたのは、冒頭に殺人事件の犯人が分かってしまう異色のミステリー作品「さよなら神様」。紹介した赤羽菜々さん(2年)は「もう20回くらい読み返している作品で、この本を広めたいと思って参加しました。チャンプ本になれるとは思っていなかったのでうれしい。本は知識が増えることはもちろん、感受性を豊かにしてくれます。これからも沢山の本を読みたい」と笑顔で話した。

写真：それぞれのおすすめ本を手にする高校生たち

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• 東松山市立図書館