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2020/12/25 掲載記事

相続について学ぶ

円満な相続へ 備えの重要性学ぶ(行田市)

行田市中央公民館市民セミナー「相続おしかけ講座」が16日、同館で開かれた。

講座は、県行政書士会の大庭尚男さんが講師を務め、「家族に負担をかけないために今できること」をテーマに、家や土地の相続について解説した。大庭さんは「遺産が家や土地だけだと分けられないから大変」と円満に遺産を相続するために、今からできることとして、遺言書の必要性を強調した。また、被相続人が認知症になり、家を売却したくてもできなくなる場合があることにも言及し、備えとして資産の管理・運用を家族や任意後見人に託す制度を紹介。参加者は熱心に耳を傾けていた。大庭さんは「ぜひ、遺言書を身近な人と相談しながら作ってみてください」と締めくくった。講座に参加した三木賢さん(72)は「切実な状況になったら困るので勉強しています。講座は参考になりました。娘2人が仲が良いからこそ、もめないように準備を進めていきたい」と話した。

相続から派生する課題として近年、行政の頭を悩ませているのが空き家問題だ。県内でも約34.6万戸が空き家となっている(平成30年住宅・土地統計調査/総務省統計局)。講座終了後、行田市建築開発課の新井大さんから、空き家対策の一環として取り組む空き家バンクについての説明があった。空き家バンクは、売りたい人・貸したい人から提供された空き家や空き地物件を登録し、ホームページで情報提供するもので、現在多くの自治体で運用されている。行田市では今年度、同バンクを通じ、2件の成約があったという。新井さんは「市建築開発課に空き家総合相談窓口を設けています。ぜひご相談してください」と呼び掛けた。

写真:相続について学ぶ

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備えの重要性学ぶ(行田市)

相続について学ぶ

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行田市中央公民館市民セミナー「相続おしかけ講座」が16日、同館で開かれた。

講座は、県行政書士会の大庭尚男さんが講師を務め、「家族に負担をかけないために今できること」をテーマに、家や土地の相続について解説した。大庭さんは「遺産が家や土地だけだと分けられないから大変」と円満に遺産を相続するために、今からできることとして、遺言書の必要性を強調した。また、被相続人が認知症になり、家を売却したくてもできなくなる場合があることにも言及し、備えとして資産の管理・運用を家族や任意後見人に託す制度を紹介。参加者は熱心に耳を傾けていた。大庭さんは「ぜひ、遺言書を身近な人と相談しながら作ってみてください」と締めくくった。講座に参加した三木賢さん(72)は「切実な状況になったら困るので勉強しています。講座は参考になりました。娘2人が仲が良いからこそ、もめないように準備を進めていきたい」と話した。

相続から派生する課題として近年、行政の頭を悩ませているのが空き家問題だ。県内でも約34.6万戸が空き家となっている(平成30年住宅・土地統計調査/総務省統計局)。講座終了後、行田市建築開発課の新井大さんから、空き家対策の一環として取り組む空き家バンクについての説明があった。空き家バンクは、売りたい人・貸したい人から提供された空き家や空き地物件を登録し、ホームページで情報提供するもので、現在多くの自治体で運用されている。行田市では今年度、同バンクを通じ、2件の成約があったという。新井さんは「市建築開発課に空き家総合相談窓口を設けています。ぜひご相談してください」と呼び掛けた。

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