2020/12/11 掲載記事
東京2020パラリンピックで活躍が期待される女子車いすバスケットボールチーム「GRACE(グレース)」のキャプテン・小田島理恵選手(株式会社リクルート)と長野志穂ヘッドコーチの講演会が11月30日、県立深谷高校(新井均校長)で行われた。生徒たちを前に、障害に対する理解を呼びかけ、困難な境遇にあっても決して諦めない気持ちを持つ大切さを訴えた。
小田島選手は、高校時代に少林寺拳法で全国大会に出場し、一般の部で入賞するなど活躍した。作業療法士を目指して専門学校に進学したが、対人関係のストレスなどが原因で摂食障害やうつ病に悩まされた。22歳の時には事故に遭い、右足と体幹機能に障害を負った。その後、リハビリで始めた車いすバスケに夢中になり、日本代表に選出されるまでになった。講演では、「障害を負ったことはつらい経験でしたが、パラに出場するという夢と希望を与えてくれた。悪い経験があってこそ今の自分がいる」と語った。
講演後は、小田島選手が車いすバスケの実演をした。生徒たちは、競技用の車いすを巧みに操る姿やスピーディーなプレーに見入っていた。代表生徒による試合体験もあり、会場は大いに盛り上がっていた。
聴講した須藤智樹さん(3年)は、「小田島選手の努力が伝わってきました。講演で学んだことを勉強やスポーツに生かしたい」と話した。
写真上:車いすバスケを体験する生徒
写真下:プレーを見せる小田島選手
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2020/12/11 掲載記事
東京2020パラリンピックで活躍が期待される女子車いすバスケットボールチーム「GRACE(グレース)」のキャプテン・小田島理恵選手(株式会社リクルート)と長野志穂ヘッドコーチの講演会が11月30日、県立深谷高校(新井均校長)で行われた。生徒たちを前に、障害に対する理解を呼びかけ、困難な境遇にあっても決して諦めない気持ちを持つ大切さを訴えた。
小田島選手は、高校時代に少林寺拳法で全国大会に出場し、一般の部で入賞するなど活躍した。作業療法士を目指して専門学校に進学したが、対人関係のストレスなどが原因で摂食障害やうつ病に悩まされた。22歳の時には事故に遭い、右足と体幹機能に障害を負った。その後、リハビリで始めた車いすバスケに夢中になり、日本代表に選出されるまでになった。講演では、「障害を負ったことはつらい経験でしたが、パラに出場するという夢と希望を与えてくれた。悪い経験があってこそ今の自分がいる」と語った。
講演後は、小田島選手が車いすバスケの実演をした。生徒たちは、競技用の車いすを巧みに操る姿やスピーディーなプレーに見入っていた。代表生徒による試合体験もあり、会場は大いに盛り上がっていた。
聴講した須藤智樹さん(3年)は、「小田島選手の努力が伝わってきました。講演で学んだことを勉強やスポーツに生かしたい」と話した。
写真上:車いすバスケを体験する生徒
写真下:プレーを見せる小田島選手
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