（埼玉県越生町）井戸水実は良質の湯

2020/11/27 掲載記事

越生町の複合宿泊施設・ニューサンピア埼玉おごせで、敷地内の井戸から温泉が湧出することがわかり、町内初の天然温泉として話題を呼んでいる。

同施設は、1980年に「埼玉厚生年金休暇センター」としてオープン。現在は民営となり、屋外プール、テニスコート、温浴施設などを備えたレジャー施設として親しまれている。

井戸は、地下水をプールに利用する目的で、10年以上前に掘られたものだと推測されている。昨年3月には、何らかの理由で利用されなかった井戸をプールに活用できないかと調査を始めた。

同施設・山田純総支配人は、「井戸の内部を清掃し、水をくみ上げ続けても白濁が取れずプールへの利用を諦めましたが、もしや温泉ではと思い立ちました」。

温泉成分分析調査を依頼すると殺菌効果の高いメタホウ酸、新陳代謝を促し保湿効果があるメタケイ酸を含有する強アルカリ性の温泉であることが判明。「越生温泉」と命名し、今年８月から温泉施設として営業を開始した。

「湯の性質を示すpHは10.3と全国有数の高さのアルカリ性で、美肌効果が期待できます。お客様からは、乳白色のアルカリ温泉はめずらしく、お肌すべすべで、ぽかぽかと温まると好評をいただいています」と話した。

住所は越生町古池700。日帰り入浴は9時から21時半。料金は平日600円、土、日、祝日700円（ともに17時以降は500円）。

詳しくは、ニューサンピア埼玉おごせ TEL049-292-6111へ。

写真：「アルカリ性で乳白色の温泉は県内唯一」とおすすめする山田総支配人

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