2023/06/23 掲載記事

心と技を磨く 「生活即剣道」

皆野町立皆野中学校　剣道部

熱気がこもる道場に、気合の声と竹刀を打ち込む音が響く。男子10人、女子2人の部員たちは、全国大会出場を目指して稽古に励んでいる。

2年前には、県3位・関東大会出場と先輩たちが活躍した。背中を追って、打ち込みや足さばきなどの基本練習に励み、県外遠征など強豪校との立ち合いを通じて腕を磨いている。

道場には、「生活即剣道」の書を掲げる。指導する剣道教士七段の中村孝教諭は、「生活態度の良し悪しは、すぐに剣道に表れます。模範となるようなチームを目指し、しっかりとした所作を身につけてほしい」と話す。

間近に迫る学校総合体育大会の予選には、個人戦を含めて部員全員がエントリーする。入部から今春まで、１人の女子部員として活動してきた𠮷田琉愛さん(３年)は、「部員同士の仲が良く、剣道場は落ち着く場所。最後の大会は、秩父郡市予選で優勝したい」。山中心響部長(同)は、「団体戦の全国大会を目指し強い気持ちで試合に臨みます」と語った。