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中央よみうり新聞

2025/2/14 掲載記事

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加藤さん(左)が見守る中、校歌を合唱する男沼小の児童

今年度閉校の男沼小
作詞者の子息が校歌録音
(熊谷市)

今年度で閉校の熊谷市立男沼小学校の校歌の録音会が1月23日、同校の体育館で、作詞した加藤久仁男さんの息子でミュージシャンの加藤ひさしさんの呼びかけで行われた。

校歌は1971(昭和46)年に制定、作曲は童謡「みかんの花咲く丘」などで知られる海沼実さんが手がけた。加藤ひさしさんはロックバンド「ザ・コレクターズ」のボーカルで、矢沢永吉さんら他のミュージシャンへの楽曲提供もしている。同校が今年度で閉校になることを知り、父親の作った校歌を音として残したいと学校側に申し出た。

この日、加藤さんが持ち込んだ録音機材を使い、全校児童49人が合唱した校歌を録音。加藤さんは「父は11年前に亡くなりましたが、今日皆さんが一生懸命歌ってくれたので、きっと喜んでいると思います。音源はCDにして後で学校に届けます」と約束。6年生の萩原佑真君は「このような形で校歌を残すことができてうれしい。〝雨も嵐も乗り越える〟というフレーズが特に好き。学校は無くなりますが、校歌は絶対に忘れません」と話した。

男沼小は来年度から、熊谷市立妻沼南小と熊谷市立太田小と統合、妻沼南小の校舎を使用し『妻沼西小』の名称で新たにスタートする。

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今年度閉校の男沼小
作詞者の子息が校歌録音
(熊谷市)

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加藤さん(左)が見守る中、校歌を合唱する男沼小の児童

2025/2/14 掲載記事

今年度で閉校の熊谷市立男沼小学校の校歌の録音会が1月23日、同校の体育館で、作詞した加藤久仁男さんの息子でミュージシャンの加藤ひさしさんの呼びかけで行われた。

校歌は1971(昭和46)年に制定、作曲は童謡「みかんの花咲く丘」などで知られる海沼実さんが手がけた。加藤ひさしさんはロックバンド「ザ・コレクターズ」のボーカルで、矢沢永吉さんら他のミュージシャンへの楽曲提供もしている。同校が今年度で閉校になることを知り、父親の作った校歌を音として残したいと学校側に申し出た。

この日、加藤さんが持ち込んだ録音機材を使い、全校児童49人が合唱した校歌を録音。加藤さんは「父は11年前に亡くなりましたが、今日皆さんが一生懸命歌ってくれたので、きっと喜んでいると思います。音源はCDにして後で学校に届けます」と約束。6年生の萩原佑真君は「このような形で校歌を残すことができてうれしい。〝雨も嵐も乗り越える〟というフレーズが特に好き。学校は無くなりますが、校歌は絶対に忘れません」と話した。

男沼小は来年度から、熊谷市立妻沼南小と熊谷市立太田小と統合、妻沼南小の校舎を使用し『妻沼西小』の名称で新たにスタートする。