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2024/7/12 掲載記事

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八基小が誇る大写真を囲んで記念撮影

八基小で新紙幣発行を祝う会
「栄一翁の大写真」の謎を解く
(深谷市)

一万円札の顔となった渋沢栄一の生誕地が通学区にある深谷市立八基小学校(嘉藤央校長)で5日、学校が所蔵する「栄一翁の大写真」を囲んで新紙幣の発行を祝う会が開かれた。

縦110㎝、横70㎝の大写真は、栄一の長女で八基小の校歌を作詞した歌子から寄贈されたと伝わり、玄関正面の壁面に固定され児童を見守り続けてきた。

祝う会では、新紙幣の発行を記念し、大写真を壁から外して会場の体育館へ。児童や保護者、地域の人たちが見守る中、詳しい内容を知る人がいなかったという大写真の裏書の内容を明らかにし、「大正十五年一月二十日撮影」「穂積歌子寄贈」と書かれていたことがわかった。

渋沢資料館(東京都北区)などで撮影当時について調査した嘉藤校長は、栄一が書いた当日の日記とエピソードが一致していることを説明し、寄贈のために特注の額装をしてくれた様子がうかがえる痕跡も紹介。栄一と歌子がふるさとの学校を大切に思っていたことがしのばれ、児童に囲まれ柔らかな表情を浮かべているかのような〝栄一翁〟の姿があった。

6年生の宮下侑奈さんは、「八基小のことを思って写真を贈ってくれたことがわかってうれしかった。栄一翁のような優しさを心がけ、学校生活をがんばっていきたい」と話した。

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八基小で新紙幣発行を祝う会
「栄一翁の大写真」の謎を解く
(深谷市)

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八基小が誇る大写真を囲んで記念撮影

2024/7/12 掲載記事

一万円札の顔となった渋沢栄一の生誕地が通学区にある深谷市立八基小学校(嘉藤央校長)で5日、学校が所蔵する「栄一翁の大写真」を囲んで新紙幣の発行を祝う会が開かれた。

縦110㎝、横70㎝の大写真は、栄一の長女で八基小の校歌を作詞した歌子から寄贈されたと伝わり、玄関正面の壁面に固定され児童を見守り続けてきた。

祝う会では、新紙幣の発行を記念し、大写真を壁から外して会場の体育館へ。児童や保護者、地域の人たちが見守る中、詳しい内容を知る人がいなかったという大写真の裏書の内容を明らかにし、「大正十五年一月二十日撮影」「穂積歌子寄贈」と書かれていたことがわかった。

渋沢資料館(東京都北区)などで撮影当時について調査した嘉藤校長は、栄一が書いた当日の日記とエピソードが一致していることを説明し、寄贈のために特注の額装をしてくれた様子がうかがえる痕跡も紹介。栄一と歌子がふるさとの学校を大切に思っていたことがしのばれ、児童に囲まれ柔らかな表情を浮かべているかのような〝栄一翁〟の姿があった。

6年生の宮下侑奈さんは、「八基小のことを思って写真を贈ってくれたことがわかってうれしかった。栄一翁のような優しさを心がけ、学校生活をがんばっていきたい」と話した。