大妻嵐山高の中村さん
研究作品が日本代表に
（嵐山町）

化学が好きと話す中村さん

2024/7/12 掲載記事

第67回日本学生科学賞で大妻嵐山高校(榎本克哉校長)の中村風香さん(3年)の研究作品が日本代表に選出され、5月に米ロサンゼルスで開催されたリジェネロン国際学生科学技術フェア2024に出場した。

中村さんの研究作品は『メチレンブルーの可逆的な光化学反応』。〝液体に絵を描くことはできないか〟という発想のもと、メチレンブルーとビタミンCを混ぜた溶液に青色のレーザー光線をあてることで、絵が描けることを発見した。応募約8万点の中から日本代表の5作品に選ばれ、文部科学大臣特別賞を受賞することも決まった。作品は東京都の科学技術館で今月27日(土)、28日(日)に開催される「青少年のための科学の祭典2024全国大会」でも一般公開される。

中村さんは「1年間の研究活動は、消極的だった自分を変えるきっかけになり、人として大きく成長できました。この経験はこの先様々な場面で役に立つはずです。活動を支えてくださった先生方には感謝しかないです。将来は化学による研究や開発をする仕事に就きたい」と話している。