2024/2/9 掲載記事
笑顔で「武士飯」を頬張る
県立嵐山史跡の博物館(嵐山町菅谷757)で開催中の企画展「武蔵武士の食と信仰」に合わせ、同館と嵐山町学校給食センターの連携事業として鎌倉時代の「武士飯」をイメージした給食が、町内公立小中学校と幼稚園で提供された。
企画展は、食の営みを通して、町ゆかりの畠山重忠をはじめとした武蔵武士や文化・歴史に興味を持ってもらおうと、近隣地域から出土した漆器やしゃもじなどが展示されている。
武士飯は、同展を企画した同館学芸員の関口真規子さんが文献を紐解き、鎌倉時代に武士が食べていた食材や調理方法を学校給食センターに伝え、同センターの栄養教諭・奥田梢さんが献立を考案した。関口さんは「子どもたちには、武士飯給食を食べることで、日常の人間らしい武士の姿を身近に感じてもらいたい。興味を持ち、ぜひ企画展にも来てほしい」と期待していた。
1月24日、提供された「武士飯」給食には、鶏肉の塩焼き、カブとキュウリの梅和え、根菜の味噌汁、発芽玄米ご飯といった、現代風にアレンジしたメニューが並んだ。菅谷小学校の中里英君(6年)は「武士飯はおいしい。なんだか長生きできそうな感じ」と完食。同じく川鍋莉乃さん(同)は「鎌倉時代のメニューより、現代の方がもっとおいしい。だから、長生きしたらもっとおいしいものが食べられると思う」と想像力豊かだった。
同展の開催は3月3日(日)まで。観覧時間は9時から16時半まで。観覧料は大人100円、中学生以下無料。月曜休館。 詳しくは 同館 TEL:0493-62-5896へ。
企画展で展示されている調理具など
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笑顔で「武士飯」を頬張る
2024/2/9 掲載記事
県立嵐山史跡の博物館(嵐山町菅谷757)で開催中の企画展「武蔵武士の食と信仰」に合わせ、同館と嵐山町学校給食センターの連携事業として鎌倉時代の「武士飯」をイメージした給食が、町内公立小中学校と幼稚園で提供された。
企画展は、食の営みを通して、町ゆかりの畠山重忠をはじめとした武蔵武士や文化・歴史に興味を持ってもらおうと、近隣地域から出土した漆器やしゃもじなどが展示されている。
武士飯は、同展を企画した同館学芸員の関口真規子さんが文献を紐解き、鎌倉時代に武士が食べていた食材や調理方法を学校給食センターに伝え、同センターの栄養教諭・奥田梢さんが献立を考案した。関口さんは「子どもたちには、武士飯給食を食べることで、日常の人間らしい武士の姿を身近に感じてもらいたい。興味を持ち、ぜひ企画展にも来てほしい」と期待していた。
1月24日、提供された「武士飯」給食には、鶏肉の塩焼き、カブとキュウリの梅和え、根菜の味噌汁、発芽玄米ご飯といった、現代風にアレンジしたメニューが並んだ。菅谷小学校の中里英君(6年)は「武士飯はおいしい。なんだか長生きできそうな感じ」と完食。同じく川鍋莉乃さん(同)は「鎌倉時代のメニューより、現代の方がもっとおいしい。だから、長生きしたらもっとおいしいものが食べられると思う」と想像力豊かだった。
同展の開催は3月3日(日)まで。観覧時間は9時から16時半まで。観覧料は大人100円、中学生以下無料。月曜休館。 詳しくは 同館 TEL:0493-62-5896へ。
企画展で展示されている調理具など
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