2024/1/26 掲載記事
晴れ着姿で募金活動をする荻原さん(右)ら(深谷市社会福祉協議会提供)
「深谷市二十歳を祝う会」が挙行された7日、晴れ着姿で義援金を募り、能登半島地震の復興支援を呼びかける有志の姿があった。開式前の約1時間、会場となった深谷ビッグタートル前の噴水広場で出席者らに声をかけ、5万7,886円が集まった。
募金活動のきっかけは、深谷市社会福祉協議会の職員に入った1本の電話だった。「二十歳を祝う会で、地震の被害にあった方のために募金活動をしたい」。声の主、武蔵丘短期大学2年の荻原いなほさん(20)は、「被災地の情報にふれ、頭の中が心配や不安であふれ、気が付いたら連絡をしていました」と振り返る。
市社協からは、「思いを受け止め協力をしたいが、実行委員会の総意で実施する必要がある」と返答があり、実行委員を務める友人に協力を求めた。祝う会が数日後と迫る中、熱意をもって実行委員会に賛同を求め実施へとこぎ着けた。当日の募金活動には、実行委員も協力し、祝う会に出席する多くの若者から善意が寄せられた。
荻原さんは、「募金に協力していただける方がたくさんいて、涙があふれました。能登半島が1日も早く復興することを願っています。私たちの節目の行事は無事に開催されましたが、被災地の同い年の方を思うと複雑な気持ちになります。これからも手助けできることはないか模索し、思いやりの心を持って生活していきます」と誓った。
二十歳を祝う会実行委員も協力(同提供)
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晴れ着姿で募金活動をする荻原さん(右)ら(深谷市社会福祉協議会提供)
2024/1/26 掲載記事
「深谷市二十歳を祝う会」が挙行された7日、晴れ着姿で義援金を募り、能登半島地震の復興支援を呼びかける有志の姿があった。開式前の約1時間、会場となった深谷ビッグタートル前の噴水広場で出席者らに声をかけ、5万7,886円が集まった。
募金活動のきっかけは、深谷市社会福祉協議会の職員に入った1本の電話だった。「二十歳を祝う会で、地震の被害にあった方のために募金活動をしたい」。声の主、武蔵丘短期大学2年の荻原いなほさん(20)は、「被災地の情報にふれ、頭の中が心配や不安であふれ、気が付いたら連絡をしていました」と振り返る。
市社協からは、「思いを受け止め協力をしたいが、実行委員会の総意で実施する必要がある」と返答があり、実行委員を務める友人に協力を求めた。祝う会が数日後と迫る中、熱意をもって実行委員会に賛同を求め実施へとこぎ着けた。当日の募金活動には、実行委員も協力し、祝う会に出席する多くの若者から善意が寄せられた。
荻原さんは、「募金に協力していただける方がたくさんいて、涙があふれました。能登半島が1日も早く復興することを願っています。私たちの節目の行事は無事に開催されましたが、被災地の同い年の方を思うと複雑な気持ちになります。これからも手助けできることはないか模索し、思いやりの心を持って生活していきます」と誓った。
二十歳を祝う会実行委員も協力(同提供)