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2023/7/28 掲載記事
熊谷駅に向かうSLを出迎える伊勢町区の山車
うちわ祭へようこそ〟
伊勢町区の山車 SLお出迎え
（熊谷市）
関東一の祇園と称される熊谷うちわ祭が執り行われ、20日から22日の間には絢爛豪華な12台の山車・屋台がお囃子を響かせながら市中を巡行した。
熊谷駅の南西に位置する伊勢町区は20日、秩父鉄道・石原駅最寄りの踏切まで山車を曳き回し、熊谷駅に向かうSLパレオエクスプレスを出迎えた。
昨年は、コロナ禍で山車の巡行が短縮された。そのような状況にあってもうちわ祭を訪れる人たちを喜ばせ、地元を盛り上げようと〝SLのお出迎え〟を発案。伊勢町区青年会・髙橋秀明副会長が、秩父鉄道の運転士でもあり実現した。山車とSLの競演は好評となり、今年も実施することとなった。
出迎えの地点に到着した山車は、弁財天の人形をまつった鉾をせり上げ、お囃子を奏でながらSLの通過を待った。迫力ある汽笛と煙を上げてＳＬが近づくと、祭り関係者と子どもたちが大きく手を振り、乗客たちも応えていた。
伊勢町区・山屋貴裕総代長は、「車窓からうちわ祭を知っていただく機会になったと感じています。地元の子どもたちも喜んでいました。秩父鉄道と一緒に祭りを盛り上げることができて喜ばしく思います」と語った。
埼北読売センター
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