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2023/6/23 掲載記事

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じっくりとサナギを観察

国蝶オオムラサキ
羽化の季節迎える
(嵐山町)

嵐山町にあるオオムラサキの森では、例年6月下旬から8月上旬まで、国蝶オオムラサキが羽化する時期を迎える。16日には、今年初めてとなる羽化が確認された。

森が整備されたのは1986年で、交流拠点施設としてオオムラサキの森活動センターも一緒に建てられ、生態を紹介するパネルや標本が飾られている。官民協働で管理する森には、町内外から多くの人が訪れ、生息する昆虫や植物を観察していく。

16日は、嵐山町立志賀小学校の3、4年生が社会科見学で訪れた。同センター職員の植田治さんから、オオムラサキの一生についての話を聞き、生態の特徴を学んだ。森のエノキには、ネットで保護された幼虫やサナギがおり、その姿をまじまじと観察もした。吉山知花さん(4年)は「サナギや幼虫は思ったよりも大きくてびっくり」と驚いていた。残念ながら、見学時には成虫の実物は見られなかったが、井上敦詞君(3年)は「また森に来て、今度は実物を見てみたい」と話した。植田さんは「子どもたちには、オオムラサキをきっかけに森のことを知ってもらい、自然環境の大切さを学んでほしい」と願っていた。

同センターの開館時間は、9時から16時まで(6月~8月)。入館無料。植田さんは「森では、動植物の採取は禁止となっていますが、じっくり観察し、楽しんでいってください。樹液が出ている木に、オオムラサキを見つけることができるかもしれません。ぜひ探してみてください」と呼びかけた。

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羽化したてのオオムラサキ

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国蝶オオムラサキ
羽化の季節迎える
(嵐山町)

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じっくりとサナギを観察

2023/6/23掲載記事

嵐山町にあるオオムラサキの森では、例年6月下旬から8月上旬まで、国蝶オオムラサキが羽化する時期を迎える。16日には、今年初めてとなる羽化が確認された。

森が整備されたのは1986年で、交流拠点施設としてオオムラサキの森活動センターも一緒に建てられ、生態を紹介するパネルや標本が飾られている。官民協働で管理する森には、町内外から多くの人が訪れ、生息する昆虫や植物を観察していく。

16日は、嵐山町立志賀小学校の3、4年生が社会科見学で訪れた。同センター職員の植田治さんから、オオムラサキの一生についての話を聞き、生態の特徴を学んだ。森のエノキには、ネットで保護された幼虫やサナギがおり、その姿をまじまじと観察もした。吉山知花さん(4年)は「サナギや幼虫は思ったよりも大きくてびっくり」と驚いていた。残念ながら、見学時には成虫の実物は見られなかったが、井上敦詞君(3年)は「また森に来て、今度は実物を見てみたい」と話した。植田さんは「子どもたちには、オオムラサキをきっかけに森のことを知ってもらい、自然環境の大切さを学んでほしい」と願っていた。

同センターの開館時間は、9時から16時まで(6月~8月)。入館無料。植田さんは「森では、動植物の採取は禁止となっていますが、じっくり観察し、楽しんでいってください。樹液が出ている木に、オオムラサキを見つけることができるかもしれません。ぜひ探してみてください」と呼びかけた。

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羽化したてのオオムラサキ