2023/5/26 掲載記事
贈呈されたスリッパを手にする行田市長(中央)と南河原商工会のメンバー
行田市の南河原商工会が、伝統の南河原スリッパをリニューアルし、新たな販売展開を築いた取り組みと小規模事業者支援が、第62回商工会全国大会で中小企業庁長官表彰を受けた。19日、同会の山本栄治会長らが行田市役所を訪れ、行田邦子市長を表敬訪問した。
行田市南河原地区では、農閑期の副業としてスリッパの生産が盛んとなり、1980年には全国1位となる3,153万足が生産されたが近年、生産数が落ち込んでいた。そこで、同会では、2017年からプロジェクトチームを立ち上げ、スリッパ事業者と連携を図り、伝統の技術を生かしたスリッパづくりに取り組み始めた。新装されたものは、伝統の形は変えず、カラフルなアフリカやブラジルの民族生地などを取り入れ、履き心地にも気を配った仕上がりとなっている。また、PRを精力的に行い、販路開拓にも力を注いだことで、受注数も順調に推移している。
表敬訪問で、愛用している南河原ヒールスリッパを履いて登場した行田市長は、同会の報告を受け「南河原スリッパは行田の誇り。市としても、技術継承のための後方支援をしていきたい」と伝統産業の発展を後押し。山本会長は「受賞を励みにして、これからも地域のために工夫しながら、尽力していきたい」と力を込めた。
色彩豊かなスリッパ
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贈呈されたスリッパを手にする行田市長(中央)と南河原商工会のメンバー
2023/5/26掲載記事
行田市の南河原商工会が、伝統の南河原スリッパをリニューアルし、新たな販売展開を築いた取り組みと小規模事業者支援が、第62回商工会全国大会で中小企業庁長官表彰を受けた。19日、同会の山本栄治会長らが行田市役所を訪れ、行田邦子市長を表敬訪問した。
行田市南河原地区では、農閑期の副業としてスリッパの生産が盛んとなり、1980年には全国1位となる3,153万足が生産されたが近年、生産数が落ち込んでいた。そこで、同会では、2017年からプロジェクトチームを立ち上げ、スリッパ事業者と連携を図り、伝統の技術を生かしたスリッパづくりに取り組み始めた。新装されたものは、伝統の形は変えず、カラフルなアフリカやブラジルの民族生地などを取り入れ、履き心地にも気を配った仕上がりとなっている。また、PRを精力的に行い、販路開拓にも力を注いだことで、受注数も順調に推移している。
表敬訪問で、愛用している南河原ヒールスリッパを履いて登場した行田市長は、同会の報告を受け「南河原スリッパは行田の誇り。市としても、技術継承のための後方支援をしていきたい」と伝統産業の発展を後押し。山本会長は「受賞を励みにして、これからも地域のために工夫しながら、尽力していきたい」と力を込めた。
色彩豊かなスリッパ