2023/4/14 掲載記事
ビクターさんと展示作品「父の愛」
シンガポール人のビクター・タンさん(53)が創作したワイヤーによる彫刻作品の展示会が、今月4日からカフェ「マイカーサ」(本庄市けや木3-24)2階のギャラリーで開催されている。5月4日(木・祝)まで。
シンガポールで生まれたビクターさんは子どもの頃から絵を描くことが好きだったという。同国で会社員として働いていたが、24歳の時に視神経の病により視力のほとんどを失ってしまう。失意の中、視覚障害者協会で点字を学んでいた時に出会った粘土アートに癒され、美術学校に進学し陶芸や彫刻の創作に没頭した。在学中はデッサンクラスで、粘土や砂、ロープといった様々な素材で描くことに挑戦したそうだ。卒業後、一番しっくりきたという素材ステンレススチールワイヤーによる彫刻創作を本格的に開始し、地元シンガポールをはじめ、ロンドンやデンマークなどでも個展を開き好評を得る。
ビクターさんが日本にやってきたのは1年前。シンガポールで知り合い2003年に結婚した本庄市出身の水井好美さんの母親と一緒の時間を過ごしたいと、水井さんと2人の子どもと一緒に来日、現在本庄市内で暮らしている。作品を日本の人にも見てもらいたいと個展を開催。今回のテーマは『ハグ』で、赤ちゃんや子どもをモチーフにした計9作品を展示。ビクターさんは「コロナ禍で人と人との触れ合いが減ってしまいました。触れ合いはとても大事なことなので、〝ハグ〟をテーマにしました。作品は触れることができますので、ぜひハグ(抱きしめる)していただき、何かを感じてもらえたらうれしいです」と話している。
時間は11時半から17時で入場無料、日・月曜定休。問い合わせはマイカーサ TEL:0495-71-7726へ。
多くが子どもをモチーフにした作品
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ビクターさんと展示作品「父の愛」
2023/4/14 掲載記事
シンガポール人のビクター・タンさん(53)が創作したワイヤーによる彫刻作品の展示会が、今月4日からカフェ「マイカーサ」(本庄市けや木3-24)2階のギャラリーで開催されている。5月4日(木・祝)まで。
シンガポールで生まれたビクターさんは子どもの頃から絵を描くことが好きだったという。同国で会社員として働いていたが、24歳の時に視神経の病により視力のほとんどを失ってしまう。失意の中、視覚障害者協会で点字を学んでいた時に出会った粘土アートに癒され、美術学校に進学し陶芸や彫刻の創作に没頭した。在学中はデッサンクラスで、粘土や砂、ロープといった様々な素材で描くことに挑戦したそうだ。卒業後、一番しっくりきたという素材ステンレススチールワイヤーによる彫刻創作を本格的に開始し、地元シンガポールをはじめ、ロンドンやデンマークなどでも個展を開き好評を得る。
ビクターさんが日本にやってきたのは1年前。シンガポールで知り合い2003年に結婚した本庄市出身の水井好美さんの母親と一緒の時間を過ごしたいと、水井さんと2人の子どもと一緒に来日、現在本庄市内で暮らしている。作品を日本の人にも見てもらいたいと個展を開催。今回のテーマは『ハグ』で、赤ちゃんや子どもをモチーフにした計9作品を展示。ビクターさんは「コロナ禍で人と人との触れ合いが減ってしまいました。触れ合いはとても大事なことなので、〝ハグ〟をテーマにしました。作品は触れることができますので、ぜひハグ(抱きしめる)していただき、何かを感じてもらえたらうれしいです」と話している。
時間は11時半から17時で入場無料、日・月曜定休。問い合わせはマイカーサ TEL:0495-71-7726へ。
多くが子どもをモチーフにした作品