上里中吹奏楽部の演奏を聴く大使と町民ら

駐日ウクライナ大使が上里へ
町民らと平和を祈願
（上里町）

ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使が2月23日、ロシアによるウクライナ侵攻が昨年2月24日に開始されてから1年となるタイミングで、上里町の上里菅原神社や町総合文化センター・ワープ上里を訪れ、町民らとともに平和を祈願した。

大使の来町は、同神社のウクライナ出身神職・梅林テチャナさんが「ウクライナに栄光あれ」とウクライナ語で書いた御朱印の写真をツイッターに投稿したことや、上里町広報大使でシンガーソングライターのTAONさんが昨年9月に駐日ウクライナ大使館で歌を披露した縁によるもの。

コルスンスキー駐日大使は、同神社を参拝し、「ウクライナと日本に栄光あれ」と書き記した絵馬を納めた。ワープ上里では、「平和への思いをつむぐ町民のつどい」が催され、上里中吹奏楽部による演奏と、TAONさんによるウクライナの平和を願うオリジナルソング「ウクライナに栄光あれ～ウクライナとともに～」が披露された。大使は「日本のみなさんからはたくさんの支援をいただいています。2,500人の避難者を受け入れ、住む場所、就労、教育を受ける機会を与えてくれました。本当にありがとうございます」と謝意を示した。つどい終了後、テチャナさんは「一刻も早く戦争が終わるようにお祈りしています。平和な暮らしに戻ってほしい」と願っていた。

なお、集いでは、山下博一上里町長から寄付金が目録として大使に手渡された。寄付額は最終的に92万円を超えた。

平和を願い絵馬を奉納する大使

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