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2023/2/24 掲載記事

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向かい合う2体の「福うさぎ」

地元で親しまれる「福うさぎ」
(滑川町)

卯年の今年、各地で兎に関連したものが取り上げられたが、滑川町月輪の福正寺には、狛犬ならぬ「狛兎」が鎮座している。

勢至菩薩を本尊とする同寺では、安置する台座である須弥壇に、勢至菩薩に仕える兎の彫刻が施されている。月の精である兎は勢至菩薩の使いとして信仰され、かつて寺の祭りは、月の見える夜に行われていたという。大澤貫秀住職によると「この辺りでは、勢至様のお使いである兎を、食べても育ててもいけないといういわれがあります」と風習が根付いている。

狛兎は、2005年に勢至堂を修繕した際、非公開である須弥壇の兎の代わりに、兎信仰を広く知ってもらいたいと建てられたもの。愛らしい2体の狛兎は、地域の人たちからは「福うさぎ」と呼ばれ親しまれている。

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須弥壇に施された兎

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地元で親しまれる「福うさぎ」
(滑川町)

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向かい合う2体の「福うさぎ」

2023/2/24 掲載記事

卯年の今年、各地で兎に関連したものが取り上げられたが、滑川町月輪の福正寺には、狛犬ならぬ「狛兎」が鎮座している。

勢至菩薩を本尊とする同寺では、安置する台座である須弥壇に、勢至菩薩に仕える兎の彫刻が施されている。月の精である兎は勢至菩薩の使いとして信仰され、かつて寺の祭りは、月の見える夜に行われていたという。大澤貫秀住職によると「この辺りでは、勢至様のお使いである兎を、食べても育ててもいけないといういわれがあります」と風習が根付いている。

狛兎は、2005年に勢至堂を修繕した際、非公開である須弥壇の兎の代わりに、兎信仰を広く知ってもらいたいと建てられたもの。愛らしい2体の狛兎は、地域の人たちからは「福うさぎ」と呼ばれ親しまれている。

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須弥壇に施された兎