2023/2/10 掲載記事
黒板アート作品と部員たち
県立深谷商業高校(西木成男校長)の美術室に、NHKの大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一をテーマにした黒板アートが描かれている。
黒板アートは、黒板をキャンバスに見立ててチョークで描く絵画作品。同校美術部員12人は、『白雲を突き抜ける渋沢栄一翁』と題した大作を仕上げた。前部長の小野田涼音さん(3年)の下絵を軸に、若き日の栄一を大写しで描き、青空の背景、雲をつかむ手で上に向かって昇りつめていく躍動感を表現した。
顧問の井上久恵教諭は、「部員たちは、それぞれの得意分野を生かして分担し、細部まで気を配って理想の作品に仕上げました」と語る。
作品を描くきっかけは、大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公・明智光秀のゆかりの地にある京都府立福知山高校の生徒が、ドラマ放送で活気づいた地元の盛り上がりを持続させようと発案した「アフター大河バトンプロジェクト」。その一環として、昨年12月に「黒板アートグランプリ大会」を企画し、両ドラマに「鎌倉殿の13人」「八重の桜」を加えた1府3県の5高校に参加を呼びかけた。オンラインで作品や制作過程を撮影した動画を発表・公開し、交流を深めた。
深谷商業高校では、新年度を前に作品を消してしまうそうだが、同プロジェクトのYouTubeチャンネルで制作過程の動画が視聴できる。美術部の大橋ほの花部長は、「部員が協力して一つの作品を描くのは初めてで、チームワークが高まり、部内に活気が生まれました。次は、深商記念館など多くの方に見ていただける場所に黒板アートを描いてみたい」と意欲を語った。
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黒板アート作品と部員たち
2023/2/10 掲載記事
県立深谷商業高校(西木成男校長)の美術室に、NHKの大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一をテーマにした黒板アートが描かれている。
黒板アートは、黒板をキャンバスに見立ててチョークで描く絵画作品。同校美術部員12人は、『白雲を突き抜ける渋沢栄一翁』と題した大作を仕上げた。前部長の小野田涼音さん(3年)の下絵を軸に、若き日の栄一を大写しで描き、青空の背景、雲をつかむ手で上に向かって昇りつめていく躍動感を表現した。
顧問の井上久恵教諭は、「部員たちは、それぞれの得意分野を生かして分担し、細部まで気を配って理想の作品に仕上げました」と語る。
作品を描くきっかけは、大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公・明智光秀のゆかりの地にある京都府立福知山高校の生徒が、ドラマ放送で活気づいた地元の盛り上がりを持続させようと発案した「アフター大河バトンプロジェクト」。その一環として、昨年12月に「黒板アートグランプリ大会」を企画し、両ドラマに「鎌倉殿の13人」「八重の桜」を加えた1府3県の5高校に参加を呼びかけた。オンラインで作品や制作過程を撮影した動画を発表・公開し、交流を深めた。
深谷商業高校では、新年度を前に作品を消してしまうそうだが、同プロジェクトのYouTubeチャンネルで制作過程の動画が視聴できる。美術部の大橋ほの花部長は、「部員が協力して一つの作品を描くのは初めてで、チームワークが高まり、部内に活気が生まれました。次は、深商記念館など多くの方に見ていただける場所に黒板アートを描いてみたい」と意欲を語った。
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