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2022/2/11 掲載記事

講演に耳を傾ける生徒(1月27日、本庄南中)

講演に耳を傾ける生徒(1月27日、本庄南中)

中学校でオンライン講演会
障がい者スポーツ・共生社会へ理解(本庄市)

本庄市内の中学2年生に向けた障がい者アスリートのオンライン講演会が1月27日、31日、各校の教室からウェブ会議システムを活用して行われた。

講師は、ロービジョン(弱視)フットサル日本代表主将を務めた岩田朋之さん。本庄市とのゆかりは、盲目の国学者・塙保己一の生誕の地である市が、共生社会の推進に尽力していたことがきっかけ。岩田さんが、世界選手権の日本代表合宿地となった本庄市を訪れたことから交流が始まり、昨夏の東京五輪聖火リレーでは、本庄‐深谷間の第一走者を務めた。

「サッカーとマインドを変えよう」をテーマにした講演では、視神経が委縮してしまう難病・レーベル症を発症し、26歳で視覚障がい者となってしまった経験から、苦難を乗り越えるための姿勢を語った。

岩田さんは、「視野全体がぼやけ、中心はまったく見えない状態になってしまいソムリエの夢を諦めた」と振り返り、「どん底」と当時の気持ちを表した。そこからマインドを変え、日常生活の変化を受け入れて工夫。趣味として取り組んできたサッカーにも、認識しやすい色のボールやビブスを使うなど、プレーしやすいルールが整うロービジョンフットサルに取り組むようになったと紹介した。

生徒たちには、「仲間とともに楽しむ『エンジョイ』、困難に向き合う『チャレンジ』、工夫し続ける『アレンジ』を大切にしてください。諦めることを諦めてください」とエールを送った。

本庄南中・篠塚晴仁君は、「岩田選手の言葉を心で受け止めて部活動などに生かしていきたい。大会は、コロナの影響で中止になりましたが、(剣道の)昇段審査にむけてしっかりと取り組みます」と前を向いた。

ウェブ会議システムの画面(本庄市提供)

ウェブ会議システムの画面(本庄市提供)

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中学校でオンライン講演会
障がい者スポーツ・共生社会へ理解(本庄市)

講演に耳を傾ける生徒(1月27日、本庄南中)

講演に耳を傾ける生徒(1月27日、本庄南中)

2022/2/11 掲載記事

本庄市内の中学2年生に向けた障がい者アスリートのオンライン講演会が1月27日、31日、各校の教室からウェブ会議システムを活用して行われた。

講師は、ロービジョン(弱視)フットサル日本代表主将を務めた岩田朋之さん。本庄市とのゆかりは、盲目の国学者・塙保己一の生誕の地である市が、共生社会の推進に尽力していたことがきっかけ。岩田さんが、世界選手権の日本代表合宿地となった本庄市を訪れたことから交流が始まり、昨夏の東京五輪聖火リレーでは、本庄‐深谷間の第一走者を務めた。

「サッカーとマインドを変えよう」をテーマにした講演では、視神経が委縮してしまう難病・レーベル症を発症し、26歳で視覚障がい者となってしまった経験から、苦難を乗り越えるための姿勢を語った。

岩田さんは、「視野全体がぼやけ、中心はまったく見えない状態になってしまいソムリエの夢を諦めた」と振り返り、「どん底」と当時の気持ちを表した。そこからマインドを変え、日常生活の変化を受け入れて工夫。趣味として取り組んできたサッカーにも、認識しやすい色のボールやビブスを使うなど、プレーしやすいルールが整うロービジョンフットサルに取り組むようになったと紹介した。

生徒たちには、「仲間とともに楽しむ『エンジョイ』、困難に向き合う『チャレンジ』、工夫し続ける『アレンジ』を大切にしてください。諦めることを諦めてください」とエールを送った。

本庄南中・篠塚晴仁君は、「岩田選手の言葉を心で受け止めて部活動などに生かしていきたい。大会は、コロナの影響で中止になりましたが、(剣道の)昇段審査にむけてしっかりと取り組みます」と前を向いた。

ウェブ会議システムの画面(本庄市提供)

ウェブ会議システムの画面(本庄市提供)

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